ヒト幹細胞とか、幹細胞培養液、はたまたヒト幹細胞培養上清液の美容液「マトリックス」が話題です。でも、なんのこっちゃ~‼ですよね。
エステティシャンの私も、頭を抱えながら学び、考え、肌で試す。を繰り返し、やっと理解できましたよ。ホント。
韓国よりもどこよりも、ヒト幹細胞の研究が進んでいる日本にいる私達。なのに培養液や上清液を使わないなんてもったいない‼と言うことで、わかりやす~く解説していきますね。
50代女子、必見ですよ。
ヒト幹細胞とは?植物幹細胞。上清液。培養液。???をわかりやすく言うよ。
幹細胞ってなに⁉わかりやすく簡単に。
幹細胞は、いろんな細胞になれるおおもとの細胞です。自分のコピーを作ることもできるし、違う細胞を作ることもできます。
変幻自在。
お肌の細胞の中にも幹細胞があり、どんどん新しい細胞を生み出してくれます。傷がなおるのも、肌が生まれ変わるのも、幹細胞のおかげなのです。
血管、筋肉、脂肪、皮膚、心臓、神経、血液など、みんな幹細胞から作られるんですよ。
ヒト幹細胞培養液と植物幹細胞の違いを簡単に。
幹細胞の代表は、ヒトと植物です。
どっちがいいの?何が違うの?わかりやすく解説しますね。
植物幹細胞エキスってなに?
数年前に、植物幹細胞エキスが話題になりました。植物の幹細胞を培養し抽出したエキスのことです。
4か月腐らないリンゴ「ウトピラー・スパウトラパー」の培養液が人気になり、肌の表皮の幹細胞を若返らせる美容液として、私もワクワクしながら使っていました。
リンゴの抗酸化力。アルガンツリーの肌修復機能。エーデルワイスは、肌のミトコンドリアに働きかけ、コラーゲンやヒアルロン酸を作り出すと言われています。
でも、
私のシワは消えなかった~‼
抗酸化力はあるかもしれませんが、幹細胞としては、ヒトと植物は全く関連性がありません。
植物の細胞と人間の細胞では、「この成長因子で活性しなさい!」と命令するスイッチを入れる方法が違うのです。
ヒト幹細胞培養液とは?簡単に。
そして、次に登場したのがヒト幹細胞培養液。
幹細胞を培養するための培養液に美容成分を入れたものです。
幹細胞は入っていません。
幹細胞が分泌する培養液にはコラーゲン、ヒアルロン酸だけでなく、たくさんの成長因子などが含まれ、表皮細胞や真皮の線維芽細胞を増やしてくれます。
でも、ちょっと注意が必要なんです。
ヒト幹細胞美容液。広告にだまされないで‼
幹細胞を使った再生医療は、厚生労働省に申請する必要がありますが、幹細胞培養液を使った美容液には、取り締まるものがありません。培養する技術や、ドナーの状態も様々。
品質も
ピンからキリまであります。
そして、実際はとってもうっす~い培養液だったり、ほとんどが、美容成分を入れているだけ。はたまた、培養もせずに美容液を入れているだけっていうのも多いので気をつけましょうね。
お化粧品レベルでは、培養液と培養上清液が同じように表現されていて、違いが曖昧ですが、厳密にいえば、
◆培養液
幹細胞を培養するための液
◆培養上清液
培養後にとれる栄養たっぷりの上澄み液。
なので、ヒト幹細胞培養上清液と書かれたものを選んだ方が安心ではあります。
ヒト幹細胞美容液のおすすめは?まず自分の目で。
とはいえ、ヒト幹細胞培養液と書かれたものでも、いいものはちゃんとあります。だから、買う前に、パンフレットを隅から隅まで読んでみましょう。
培養技術のこだわり。国内の大学の研究所など信頼できるところで作られているか。濃度。ドナーはどんな人か。ドナーのアレルギーチェック。体の状態。全てに安全性と、高い技術があるかを知ろうとする努力は必要。
わかりやすく認定制度を導入しているメーカーもあります。
ADSC-CM
脂肪組織由来幹細胞培養液配合濃度別認定ラベルで、品質の保証と配合量をわかりやすくラベル化したものなら、安心ですね。1%、3%、5%、10%の4段階にわかれています。
※画像出典:bh
迷ったら、ヒト幹細胞培養上清液を選ぼう。
上清液。「じょうせいえき」と読みます。
上清液とは、ヒトの幹細胞を培養したときにでる上澄み液です。培養液の、更にいいところだけを使ったものです。
幹細胞を美容レベルで使うことはできませんが、幹細胞に1番近い働きをするのが上清液です。
培養液とは、
くらべものになりません。
成長因子やサイトカインがとっても豊富。シミを治したい。シワを治したい。と言う特定のお悩みに限らず。変幻自在にドナーから受け取った成長因子の信号に姿を変え、お肌の弱ったところに、細胞を作り出してくれます。
上清液には、100以上の種類のサイトカインや、成長因子が入っていると言われます。
◆洗顔しても、落ちません。
美容成分なら、洗顔すると落ちてしまいますが、ヒト幹細胞培養液や上清液は違います。肌の細胞に入り込んで、鍵穴に鍵が刺さってしまえば、もう細胞の活性化は止められないのです。
だから、
洗顔しても落ちません。
ヒトって、誰の幹細胞なのよ
ヒトって、どんな人?
これはどのメーカーさんもこだわるところです。どんなに過酷な状況でも、いつでも肌のきれいな人っていますよね。持って生まれた美しい肌。
もう遺伝子レベルで若い肌。そんな幸せな肌をもった20代や30代の女性の、健康状態のいい時の幹細胞を頂く。信頼できる化粧メーカーなら、絶対そうしています。
アレルギーチェック。半年間冷凍保存して、半年後の体調チェックをしているメーカーさんもあります。
私が思い浮かぶのは、石田ゆり子さん。
20代じゃないけど。
あんな肌になれたらなあ。石田ゆり子さんの幹細胞培養液欲しいなあ。キレイな肌の人の成長因子が自分の幹細胞とかかわるなんて、夢のようですね。
ヒト幹細胞美容液の効果とタンパク質。
培養上清液に含まれるたんぱく質群の代表選手を、とっても簡単にご紹介します。興味のない人は飛ばして下さい。
細胞と細胞のコミュニケーションを取って、必要な細胞に姿を変え、修復や再生をしてくれると言われるたんぱく質です。
グロスファクターと言われ、細胞を刺激して、新しい細胞をどんどん作り出してくれるたんぱく質です。
老化や肌トラブルのある肌の幹細胞にスイッチを入れて、傷ついたところに細胞を集めて、新しく作り出し、肌を活性していきます。
ヒト幹細胞化粧品の効果は根本療法‼
今までの美容液は、シワやシミが出来たら、そこを目立たなくする対症療法でしたが、ヒト幹細胞化粧品は、お肌の根本である、基底層や真皮の線維芽細胞を活性化します。
自分の細胞のレセプター(鍵穴)に、上清液の中のサイトカインのリガンド(鍵)がささると、ドナーが持つ情報がどんどん送られ、細胞が活性化していきます。
50代になると、肌の細胞はどんどん活動をやめちゃいますよね。
だから、傷が治りにくい。シワやシミができる。このままでは、どんどん老化していくばかりです。
だから。
若い幹細胞を注入‼
とイメージして下さい。
20代の若い幹細胞のサイトカインが、私たちの細胞の鍵穴に刺さる。
おじさんに若い女の子の恋人ができるように。私たちに、平野翔君みたいな若い恋人ができるように、細胞が活性していくのです。
夢が広がりますね‼
私の鏡台にも、ヒト幹細胞培養上清液のコスメが並び始めました。
これは、今のところサロン専売みたいですね。
なので、
ネットで話題のマトリックスを私なりに調べてみました。
ヒト幹細胞培養上清液「マトリックス」
ネットで購入できるヒト幹細胞上清液として、インスタでも「マトリックス」が話題です。
マトリックスは上清液です。まずここが合格ライン。しかも、日本人のヒト幹細胞を培養しているところが好感が持てますね。
ドナーについては「日本人」以外は詳しく書かれていませんが、製造工程、品質管理はとってもしっかりしているようです。
◆マトリックスのおすすめポイント
②品質を厳格な基準で管理している。
③成長因子の中でもEGFとFGFを配合。
④手持ちのスキンケアに混ぜるだけでいい。
⑤濃度を自分で調節できる。
⑥ヒト幹細胞培養液は敏感肌でも使える。
◆マトリックスの私の疑問点
②原液って、上清液のみが入っているの?
今のところ、この2点が疑問点ですが、それ以外は数あるネットの幹細胞美容液の中では合格点だと思います。インスタでも評判いいみたいですし。サンプルもあるようですね。
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