更年期のホルモン補充療法を始めた頃、私にはなんの知識もありませんでした。そして、体に不調があったわけでもありません。ただ、主治医にすすめられて予防と美容のために始めました。
そんな人、あまりいません。
いつかは終わらせないといけないもの。でもそれは、もっと先だと思っています。決めるのは自分なのです。
ホルモン補充療法を5年も続けている私。そんな人、私のまわりに誰もいない…。
ホルモン補充療法とは
ホルモン補充療法とは、更年期の心身の不調を和らげるために、エストロゲンとプロゲステロンを必要最小限補っていく治療法です。副作用や子宮体がんのリスクを減らすために、エストロゲンを毎日補充した後は、1か月に10日間プロゲステロンを併用します。
プロゲステロンを飲み終わると生理が始まります。
ホルモン補充療法の危険な治療法
私は、1年間エストロゲン(ディビゲル)のみを使用しました。無知だったあの頃。医師にすすめられるまま、処方されたホルモン剤を塗り続けていました。
今思えば、結構デンジャラス。
その後、プロゲステロン剤の併用開始。でも、生理の出血量の多さに断念。再びエストロゲンのみを通常の1/2~1/3量に減らし、毎日塗り続けました。
徐々に止めていきたいと主治医に相談。医師の「エストロゲンで肌や髪がツヤツヤになるんですけどね。」と言う言葉に揺れる女心。
その頃には、ホルモン補充療法に関する知識はかなり増えていました。そこで。
私は自ら、生理を伴わない方法を希望しました。
生理の出血量に悩まされた日々
生理が始まった思春期の頃から、人よりも生理の出血量がとても多かったほるもんこ。下着やスカートや布団やシーツをかなりの頻度で汚しておりました。
つまり。本当に。心底。生理にうんざりしていたのです。
生理を起こさないホルモン補充療法
エストロゲンのみを長期間続けることは、子宮体がんのリスクを高めます。プロゲステロンを10日間だけ併用する一般的な方法は、生理を起こさせます。
だから、残る選択肢はひとつ。
エストロゲンとプロゲステロンを毎日補充する方法です。一般的には、閉経後5年経過した人に適用される方法ですが、医師の了解のもと、連続投与を選択しました。
これなら、生理もなくなります。
連続投与で不正出血が続く日々
ホルモン補充療法。エストロゲンとプロゲステロン連続投与を始めてから1カ月。だらだらと不正出血があったり、治まったりを繰り返しました。
でもこれは、連続投与をした場合はよくあること。半年程過ぎると完全に治まりました。それ以外の副作用は今のところなにもありません。
更年期であることを全く感じない快適な毎日です。
肌や髪の調子もいいんだなあ。
ほるもんこは今、ホルモン補充療法とプラセンタサプリを500mg飲んでおります。ほんとに、調子がいいです。肌も髪も目も。
肌は乾燥知らず。髪はパサパサになりやすいタイプですが、パサパサなりに落ち着いています。悩みだったドライアイもなくなり、老眼も大丈夫。裸眼で新聞も化粧品の成分表示も余裕で見えます。
ホットフラッシュもありません。気持ちも穏やかで、最近怒った記憶もありません。夜も普通に眠れています。
お仕事も、皆勤賞記録を更新し続けて、もう何年になるでしょう。(天然のプロゲステロンがあわず、めまいで休んだあの日以来です。)
ホルモン補充療法。やめられません。
こんなに毎日快適なのは、ホルモン補充療法のお陰なのでしょうか。
でも、私の友人はみんな、更年期障害とは無縁のようです。ウツで悩まされる人も多いと聞きますが、本当なのかと疑いたくなるくらいです。でも、1人の友人以外、誰もホルモン補充療法を受けていないのです。
女性の3割が悩まされるとネットに書いてあったのに。
そうすると、私がこんなに調子がいいのも、ホルモン補充療法のお陰なのかどうか、怪しくなってきますが…。
同じ年齢なのに、見た目は様々。
体の不調を感じないという共通点はあっても、友人の見た目は様々。いつまでも若々しい人。初老感が隠せない人。その違いはなんなのでしょうか。
気持ちの若々しさ。筋肉量。スキンケア。恋をしている。etc…。
理由は様々。他人の目になって、生の自分を見たことがないので、私の立ち位置はわかりません。でも、キレイでいたい思いは強く、それが、女性ホルモンを手放せない1番の理由なのです。
女性ホルモンが若さの秘訣!!
ホルモン補充療法で、最小限の女性ホルモンを摂取することで、ホルモンの恩恵を受け続けることができます。更にプラセンタを500mg飲み、ホルモンバランスも安定しています。
体調の良し悪しは別として。友人からの評価も別として。
今、肌のつや、髪、目、メンタル面でこんなに調子がいいのは、女性ホルモンとプラセンタのお陰だと実感しています。
ホルモン補充療法は危険かもしれない
ホルモン補充療法に関しては、大丈夫という意見が大多数です。それでも、ガンのリスクなど不安視する人も少なくありません。
決めるのは自分です。
この先自分はどんなふうに生きていきたいか。自然体で、自然食で、あるがままに生きることも素敵です。医学の力を借りて、ホルモンを体に塗り続ける行為は、きっと不自然なこと。何かしらの弊害があるのかもしれません。
でも私は、自分で、ホルモン補充療法をもう少し続けていく選択をしました。長く続けてしまうと、止めるのは勇気も要るものです。