冷凍できない野菜を一覧にしました。なぜ冷凍できないのか。それは食感や味わいが悪くなってしまうからです。でも今や、知恵を絞れば冷凍できるようになってきました。小家族で冷凍マニアの私が調べた、冷凍できない野菜を、できる野菜に変える一工夫をご紹介します。
冷凍できない野菜はある。昔の人はそう言った。でも、今は冷凍できます!
冷凍できない野菜一覧と秘策
冷凍できない野菜 | なぜ冷凍できないの? | 冷凍できる 秘策 |
じゃがいも | 食感がザラザラ | マッシュポテト。 皮付きのまま冷凍。 |
こんにゃく | 本当においしくない。 | 肉に見立てて料理。 酢豚。唐揚げ。きんぴら。 |
たけのこ | 筋っぽくてスカスカ | 砂糖をまぶす。 水につけて冷凍する。 |
アボガド | クリーミ―さがゼロに。 | スムージーならOK |
ナス | 食感が悪くなる | 生でも素揚げしても大丈夫 |
きゅうり | 食感がフニャフニャ | 丸ごと冷凍か塩もみ冷凍。 |
セロリ | 独特な風味が消える | セロリ嫌いなら逆によい |
レタス | 食感がNG | 加熱料理ならいける |
合わせて読みたい
「冷凍できる野菜リスト」を読んで更に冷凍野菜に詳しくなって下さいね。
冷凍できない野菜。それ、どうして!?
昔から、冷凍できない野菜と言われてきたものの特徴は2つあります。
✔水分が多い野菜。
✔食物繊維が多い野菜。
それぞれ理由を見ていきましょう。
水分が多い野菜は冷凍できないの?
レタス。トマト。きゅうりなど。
生の美味しさを味わう野菜は、水分が多めです。シャキシャキ感やみずみずしさが大切です。でも、冷凍すると食感が大きく変わってしまい、やわらかすぎて美味しくないと感じてしまいます。
その理由は、冷凍した時に細胞が傷つけられ、解凍した時に傷ついた細胞から水分がどんどん流れ出てしまうからです。
繊維質が多い野菜は冷凍できないの?
ごぼう。たけのこなど。
繊維質の多い野菜は冷凍すると、筋っぽくなったり、スカスカした食感になって美味しくありません。その理由は、冷凍すると繊維がこわれてしまい、筋だけが残ってしまうからです。
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冷凍できない野菜はない。こんな工夫で美味しくなる!
昔は、冷凍できない野菜だと思われていたものも、今では工夫次第で美味しく調理できることがわかってきました。茹でてから冷凍したり、素揚げしてから冷凍したり、今の人はアイディアマンが多いんですね。私も勉強になりました。
そこで、冷凍できない野菜をできる野菜にする工夫を、野菜別に調べてみました。
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冷凍できない野菜/じゃがいも
じゃがいも
じゃがいもは、ホクホク感がなくなってしまい、冷凍できない野菜の代表でした。でも、茹でてから冷凍すれば、舌触りも悪くなりません。芽が出て食べられなくなる前に、冷凍することをおすすめします。
茹でてから冷凍する方法
➊皮をよく洗ってひとつずつラップする。
❷丸ごとレンジでやわらかくする。
❸皮をむいて適当な大きさにわけてラップ。
❹ジップロックに入れて冷凍。
➊皮ごとレンジで柔らかくチンする。
❷熱いうちになめらかに潰す。
❸平たくしてジップロックに入れる。
生クリームやバター、塩コショウなどで味をととのえてから冷凍してもいいです。
食べる前日に自然解凍するのがベスト。でも、レンジでチンでも大丈夫です。ポテトサラダやグラタンや汁物のトロミとしても使えます。
生のまま冷凍する方法
茹でてから冷凍する方が美味しいですが、時間と手間がかかるなら、生のまま冷凍する方法もあります。使うお料理を工夫すれば、十分美味しく冷凍できますよ。
➊皮をむいて芽を取り除く。
❷出来るだけ小さめにカットする。
❸水にさらしてあく抜きをする。
❹水分を拭き取って、平たくラップして包む。
➊1個丸ごとを皮ごと良く洗う。
❷芽は取り除く。
❸水分を拭き取ってから1個ずつラップして、ジップロックに入れて冷凍する。
❷解凍する時は、丸ごと茹でて使う。
ポテトスープ。ジャガイモのきんぴら。ポテトコロッケなど、食感をごまかすことが出来るお料理なら、生のまま冷凍してもとても美味しく出来上がります。
冷凍できない野菜/こんにゃく
こんにゃく
こんにゃくを冷凍するとスポンジみたいになって、全然おいしくありません。でもあえて、その食感を利用して、別のものとしてアレンジするという発想があるんです。
ずばり、
お肉に見立てる!
こんにゃくの冷凍方法
➊こんにゃくを袋から出す。
❷お料理に合わせてカットする。
❸そのままジップロックに入れる。
❹空気を抜いて閉じる。
❺薄く平らにして冷凍する。
冷凍こんにゃくのお料理方法
➊お湯で6~7分茹でて解凍。
❷流水やぬるま湯で解凍してもよい。
❸水気をしっかり絞る。コレ大事‼
唐揚げ、酢豚、とんかつ風のお料理にアレンジしたり、味がしみこみやすいので、細切りにしてきんぴらにすることもできます。
冷凍できない野菜一覧/たけのこ
たけのこ
そのまま冷凍すると筋っぽくなり、スカスカになるたけのこですが、一工夫することで、食感そのままに冷凍することが出来るんです。
筍の冷凍方法
✔砂糖をまぶして冷凍する。
砂糖が水分が抜けないように守ってくれます。
❷お料理のサイズにカットする。
❸水気を切って、ペーパーで拭き取る。
❹ジップロックに筍を入れて、砂糖を入れる。
❺袋をふって砂糖をまぶす。
❻空気を抜いて閉じる。
✔水、ダシ、コンソメに漬けて冷凍する。
水分に浸してそのまま冷凍すれば、水が流れ出る心配も要りません。だし汁を入れて冷凍すれば、解凍する手間もなくそのままお料理に使えて便利ですよ。
❷ジップロックに入れる。
❸かぶるくらいの水を加える。
❹密封して出来るだけ急速冷凍させる。
金属製のバットに平たくなるように置いたら、保冷剤をのせて冷凍庫で保存します。水以外にだし汁やコンソメスープなどに浸すと味が付いて調理しやすいですよ。
※引用:macaroni
たけのこごはん、煮物、和え物。なんにでもお料理できて便利です。また、初めから冷凍されている冷凍たけのこもあります。
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冷凍できない野菜一覧/きゅうり
きゅうり
きゅうりの冷凍方法(丸ごとor塩もみ)
➊水分を取って水分を拭く。
❷ラップに1本ずつ包む。
❸ジップロックに入れる。
❹熱伝導のいい金属製のトレイにのせて、急速冷凍させる。
切り口がないので劣化しにくいのと、超簡単なのがメリットです。
✔丸ごときゅうりの解凍方法
室温に5分置いて、まだ凍っている状態でサクサク切って酢の物やポテトサラダ、そうめんや冷ややっこのトッピングなど、なんでも美味しく利用できます。
➊水で洗ったキュウリの水気を拭く。
❷1本につき小さじ1/4の塩をふり軽くもむ。
❸5分おいて、水気を絞る。
❹ラップに平たく包む。
❺ジップロックに入れて空気を抜き封をして冷凍。
塩もみしてから冷凍することでシャキシャキ感も残り、青臭さも消えます。酢の物やポテトサラダ、マリネ、ちらしずしにも使えます。
冷凍できない野菜一覧/セロリ
セロリ
セロリは冷凍すると、独特の風味が消えるので、セロリ嫌いの人が家族にいる場合は、あえて冷凍してから調理することをおすすめします。
セロリは冷凍すると2~3週間ほど保存が出来るので便利です。
➊茎と葉を切り分ける。
❷茎は洗い、葉は振り洗いして水につける。
❸食べやすい大きさに切る。
❹茎と葉に分けてジップロックに入れる。
❺密封して冷凍する。
✔お料理方法
自然解凍か凍ったまま調理します。サラダやタルタルソースにするなら自然解凍して切るだけです。火を通すなら袋からそのままポイポイお料理に入れて使うことが出来ます。
初めからピューレ状に小分けして冷凍されたセロリも人気です。
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冷凍できない野菜一覧/アボガド
アボガド
➊アボガドの切り口にレモン汁をまぶす。
❷密着させてラップで包む。
❸シップロックに入れて空気を抜き密封して冷凍。
アボガドのキレイな色味をたもつためです。変色を防いでくれます。
➊潰したアボガドにレモン汁を少々加えて混ぜる。
❷使いやすい分量をラップに平たく包む。
❸ジップロックに入れて密封して冷凍。
レモン汁がない時はそのまま丸ごと冷凍しても大丈夫です一番手軽なので、私はいつもこの方法です。切り口がないので、変色もありません。
➊皮もそのままで、丸ごとラップで包む。
❷ジップロックに入れて密封する。
野菜室や常温で自然解凍。
常温で時間がたちすぎると劣化しやすいので早めに調理しましょう。グラタンやスムージー、トーストに塗って焼いてもおいしいです。
冷凍できない野菜一覧/レタス
レタス
➊食べやすい大きさにカット。
❷ジップロックに入れ空気を含んだまま冷凍庫へ。
✔冷凍レタスの料理方法
解凍せずに、そのままパラパラとお料理に入れて使えます。冷凍レタスは食感が悪くなるので、生食ではなくスープなどにサッと加熱して食べると美味しいです。
冷凍できない野菜一覧/なす
ナス
✔丸ごと冷凍する方法
丸ごと冷凍することで、切り口がないので劣化や変色を防ぐことが出来ます。とっても簡単です。
❷ジップロックにそのまま入れる。
❸しっかり空気を抜いて冷凍するだけ。
ヘタを取って冷凍する場合は、切り口の変色を防ぐために、酢水に30分浸してから冷凍しましょう。
✔丸ごと冷凍ナスのお料理方法
室温5分で包丁でキレイに切ることが出来ます。レンジでかるくチンしてもOKです。好きな形に切ってお料理に使いましょう。炒め物、揚げびたし、煮びたし、自然解凍ならお漬物にもできます。
まとめ
いかがでしたか。
今や冷凍できない野菜なんてないんですね。もちろん、新鮮なものをすぐに食べる方が美味しいに決まっていますが、冷蔵庫に放置して古くなってしまったものを食べるくらいなら、新鮮なうちに冷凍保存してしまう方が栄養価も損なわれずに食べることが出来ます。
特に、切れ目を入れずに丸ごと冷凍すれば、栄養価が流れ出にくいし簡単ですね。
1人暮らしの人や、小家族の人にも、ぜひおすすめしたいです。
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