シャツや淡い色のジャケットなどの襟元につく皮脂汚れ。防止するには、ベビーパウダーが効果的です。でも、うまく使いこなせていない人もいるようです。それは、あなたが使っているベビーパウダーのせいかも!? ベビーパウダー選びの盲点を知って、襟汚れ防止に活躍してもらいましょう。
襟汚れ防止にベビーパウダー。塗り方のコツとベビーパウダー選びが重要‼
襟の皮脂汚れにベビーパウダー。使い方はいたって簡単。
ベビーパウダー(タルクとコーンスターチが配合されたもの)を洗濯が終わった後の襟もとに優しくすりこみます。1番黄ばみが気になる場所に、押さえるように、やさしく。
基本はこれだけです。
ジャケットなら着用前に、つけすぎに注意して押さえるようにつけて下さい。つけすぎると首元から白い粉が見えてしまうこともあるので要注意です。
要約するとこれだけですが、知らないと損する詳しい情報がいっぱいあるので、もっと詳しく見ていきましょう。
ベビーパウダーの効果はテレビで紹介された‼
そうめんVS冷やし中華SP&アマニ油とエゴマ油何違う?
(2018年7月11日放送 テレビ東京)
出演は、ラク家事アドバイザーの島本美由紀さんでした。
島本さんは、襟周りにベビーパウダーを塗ることで、汗や皮脂汚れを吸収し、汚れがつきにくくなる裏技を紹介していました。
襟の周りにベビーパウダーを塗布することで、ベビーパウダーに含まれるでんぷんが汗や皮脂を吸収し、タルクが皮脂の付着を防ぐからです。
そして、ベビーパウダーは洗濯をしても簡単に落とすことができ、洋服に残ることはありません。
クレヨンを使った実験でも、ベビーパウダーを塗ったシャツは洗濯後にクレヨンの汚れが一切残っていないことが確認されました。
ベビーパウダーで汚れを防止するもう一つの理由。
きれいに洗濯したり、きちんとクリーニングに出した衣類を片づけて、翌年着ようとすると、ワキや襟が黄ばんでいる時がありませんか。実は、取り切れていない皮脂が酸化して黄ばみが浮きでてしまった結果です。しかも、数回着ただけでも黄ばんでしまうことが多いんです。
それくらい、
皮脂汚れは完全には落ちません。
毎年買い替えできれば1番いいのですが、大切なジャケットなら数年着たいですよね。だったら、できるだけ予防することが一番です。ベビーパウダーを上手に利用して、できるだけ皮脂がつかないように気をつけていきましょうね。
首の裏が白くなる⁉ 付け方を工夫すれば大丈夫。
襟にベビーパウダーをつけると、首の裏が白くなると言う説もありますが、つけ方とつける量を工夫すれば大丈夫です。
たくさんの粉を落とさずにつけすぎると、首から白い粉がはみでてくる可能性もあるので、必ず一度手の甲などにはたいてから、適量をつけて下さいね。
つけかたは、押し込むように、おさえるようにつけましょう。
ベビーパウダー選びが重要。意外と知らない成分の落とし穴。
ベビーパウダーが襟の皮脂汚れにいいことはわかりましたが、実はなんでもいいわけではありません。ベビーパウダーと言っても、配合されいる成分がそれぞれ違うからです。
シャツやジャケットの黄ばみや黒ずみを防止したいのなら、次の成分が両方入っているものを選んで下さい。
✔タルク
この2つの成分です。
その理由をくわしくみていきましょう。
✔コーンスターチ
コーンスターチはデンプンです。首回りから出てくる皮脂を吸収してくれます。赤ちゃんのオムツかぶれにも使われます。また、汗をかきやすい人だけでなく、緊張やストレスでじんわり浮き出てくる皮脂にも効果的です。
✔タルク
タルクは、皮脂とシャツの繊維が密着するのを防ぐ働きがあり、生地に汚れがつきにくくなります。これにより、ワイシャツの上に粉末状のバリアができると言うイメージです。
何度も言いますが、これらの成分は洗濯すれば簡単に取り除かれ、服に残ることはほとんどありません。
買って後悔しないベビーパウダーはコレ。
実は、たくさん売られているベビーパウダーですが、コーンスターチとタルクの両方が配合されているものはとても少ないんです。特に、デンプン成分(コーンスターチ)が含まれているものは特に少ない傾向にあります。
これが、ベビーパウダーで失敗してしまう理由なんです。
✔コーンスターチ
✔タルク
この2つが配合されたものを必ず選んで下さい。
私が色々調べた結果、2つの商品が見つかりました。
和光堂のシッカロールハイと、シッカロールキュアでした。
和光堂 シッカロールハイ 【ベビーパウダー】 紙箱タイプ (170g)
【送料無料】和光堂 シッカロールキュア 薬用ベビーパウダー 140g
ちなみに、同じ和光堂でも、
シッカロールナチュラルにはタルクが配合されていないのでご注意ください。
襟汚れは実はすごく見られている!
どんなにいいジャケットを着ていても、ジャケットの黒ずみが見えてしまえば最悪です。夏に限らず、冬でも同じ。レストランなどでジャケットを脱いで預けるときにドキッとしたことありますよね。
シャツやジャケットの襟の繊維の中に、皮脂はぐんぐん吸い込まれていきます。皮脂汚れはとても取れにくく、1回の洗濯で落とすことが意外と難しいのです。なんども着るうちに、汗や皮脂が汚れとなってどんどんつみかさなり、やがて黄ばみになり、最後にはとても頑固な黒ずみになります。
また、どんなにしっかり洗っても、クリーニングにだしても、取り切れなかった皮脂汚れが酸化して、クローゼットの中でゆっくり黄ばみをつくることもあります。
大切なシャツ。お気に入りのジャケット。これらを長く清潔に着るために、ベビーパウダーを上手に活用して下さいね。