耳栓が出てくる。耳栓が入らない。耳栓が左耳だけ入らない。奥に入らない。耳栓の使い方の悩みは色々ありますよね。そこで今回は、耳栓のタイプ別、お悩み別に詳しく調べてみました。耳栓選びで迷っている人にも参考になりますよ。
耳栓の入れ方。耳栓の付け方のコツ。シリコン耳栓からモルデックスまで全部まとめてご紹介。
耳栓の付け方のコツを型で調べました。
耳栓のタイプにはいろんなものがあります。それぞれのタイプによって、耳栓の入れ方のコツも違ってきます。あなたの耳栓はどのタイプですか。
✔フォーム
✔シリコン
✔フランジ
✔ワックス
✔スポンジ
私が調べたところ、耳栓のタイプはおおまかにこの5つでした。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
耳栓の入れ方/フォーム型
フォーム型の耳栓
フォームタイプの耳栓とは、指で潰すことができ、しかも時間をかけて元の状態に膨らんでいく耳栓をいいます。細長く潰して耳の奥に入れることで、ゆっくり耳のかたちに沿って膨らんでくれるため、フィット感がとても高く、遮音効果も高いものが多いんです。
なので、フォームタイプの耳栓を正しく入れることは、遮音効果を最大限に高めるコツでもあります。
とはいえ、
フォームタイプにも2種類あります。
✔ウレタンやポリウレタン素材の使い捨てタイプ
✔弾性発砲ポリマーなどの洗えるタイプ
使い捨て用と水洗いできる用に分かれます。
それぞれの耳栓の入れ方のコツも微妙に違いますので、ひとつずつ見ていきましょう。
フォームタイプ/ウレタン、ポリウレタン素材
ウレタン素材の耳栓
代表的な耳栓
モルデックス
使い捨てタイプ
ウレタンとポリウレタン素材(使い捨て用)で低反発スポンジのような柔らかい素材です。奥までしっかり押しこんでも、耳が痛くなることも少なく、とても人気のある耳栓です。
❷耳を後ろから引き上げる
(耳穴がより大きくひらくように)
❸その状態でゆっくりと耳の奥まで入れる。
❹そのまま耳栓をおさえる
❺ゆっくりと膨らんでくるのを待つ。
これだけです。
耳穴の形にぴったりフィットして、耳の奥までしっかりふさぐことが出来ます。
ただし、奥まで入れすぎて、耳を傷めないようには注意して下さいね。
使い捨てタイプと言っても、何回かは使えます。
でも、使い続けるうちに弾力性はどんどん落ちてきます。
✔潰した耳栓が元に戻らない。
✔逆に戻りが早すぎる。
✔汚れが気になる。
✔遮音性が悪くなった。
と思ったら、買い替えの時期です。
だいたい2週間くらいが目安です。
更に、「水洗いしても大丈夫だった」というレビューもありましたが、膨張しやすいですし、メーカーさんは推奨していません。
モルデックスが8種類セットで、自分に1番合ったモルデックスを探すことができる商品がありました。↓↓
フォームタイプ/弾性発砲ポリマー
弾性発砲ポリマー
弾性発砲ポリマー素材の耳栓は、潰して膨らむ特性をもったフォームタイプでありながら、洗って使うこともできます。装着後体温で更にやわらかくなり、耳にしっかりフィットします。
代表的な耳栓
イヤーウイスパ―
水洗いできるタイプ
代表的なイヤーウイスパ―は、NASAの宇宙飛行士やF1ドライバーの必需品と言われる人気の耳栓です。水に濡れてもいいのでマリンスポーツでも使えますし、水洗いすることもできるので衛生的です。
基本的にはフォームタイプと同じ方法です。
❷耳を上にひっぱりながら穴を押し広げる。
❸そのまま奥まで耳栓を入れる。
❸数ミリ端を外に出しておく。
❹30秒でゆっくり膨らむのを待つ。
イヤーウイスパ―は
数ミリだけ耳穴の外に出すことを推奨している人もおりました。
抜けなくなるの⁉
と心配性の方は、ほんの少しだけ耳穴から出して使って下さいね。
ソフトシリコン(フォームタイプ)
ソフトシリコン
代用的な耳栓
サイレンシア(シリコンタイプ)
水洗いできるタイプ
ストレスフリーの耳栓です。耳穴がかゆくなりやすい人にもおすすめです。ちぎって丸める耳栓で、自由な形に形成することができます。耳穴の中に入れるタイプではなく、耳穴にフタをするタイプです。
水の侵入を防ぐので、マリンスポーツやお風呂の中でも使えます。もちろん水洗いして繰り返し使える点もポイントが高いです。
❷耳に入りやすいよう小さくつぶす。
❸耳タブを上に引っ張りながら耳穴を大きく広げる。
❹潰した耳栓で耳穴を覆うようにしてふさぐ。
(奥まで差し込むタイプではありません)
あとは、
ゆっくり復元するのを待つだけです。
耳の穴の上からフタをするイメージです。
ただし
小さくしたものを耳の奥まで入れることは厳禁です。
取り出せなくなります。
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耳栓の入れ方/ソフトシリコン
フォーム型ではない耳栓
ソフトシリコン素材でも、フォームタイプではない耳栓があります。潰したり伸ばしたりすることはできないので、ねじりながら耳の奥に入れていきます。
代表的な耳栓
loop Quiet
水洗いできるタイプ
ソフトシリコンタイプでしかもノイズキャンセリング機能が付いたループクワイエット。外部の音を完全に遮断するのではなく、すべての音を27デシベル下げていきます。
子供の泣き声、アラームの音など必要な音は聞こえるように設計された耳栓です。もちろん、水洗いも丸洗いもできます。
❷耳を後方上にひっぱり耳穴をひらく。
❸耳栓が密閉されるまでゆっくり押し込みながらねじる。
❹リングが後頭部側に向くように入れる。
耳を守るために、
外すときも、ゆっくりとねじりながら外して下さいね。
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耳栓の入れ方/ワックスタイプ
ワックスタイプの耳栓
代表的な耳栓
Quies/ワックスタイプ
指の体温でコネコネして練り、耳に入れてから優しく押し込むタイプの耳栓です。ソフトシリコンのサイレンシアとよく似ていますが、素材がとても柔らかいのが特徴です。
Quiesにも色々なタイプがありますが、ワックスタイプはなかなかないのでご紹介しました。騒音だけでなく、水やほこりからも保護してくれます。
低アレルギー性の耳栓なので、耳がかゆくなりやすい人にもおすすめです。
ピュアワックス素材で、つけていることを忘れてしまうほどの優しい装着感です。圧迫することがないので、長時間でも楽につけておくことが出来るのが特徴です。
❷耳の中にフィットするようにボール状のワックスをつめる。
❸耳に挿入してから優しく更に押し込む。
❹耳の外側を引っ張り、余分な空気を抜く。
耳に入れてからも体温であたためながら耳のかたちにしっかりフィットして、7~8時間違和感なく使うことが出来ます。
耳栓の入れ方/フランジタイプ
フランジタイプ
✔フランジタイプ
(素材はエラストマー/シリコンなど)
フランジがあることでノイズを遮断していくタイプの耳栓です。
フランジタイプは耐久性のあるシリコン素材が多く、プラグのように簡単に耳に出し入れできます。ゴムのような固めの素材なので、耳が痛くなりやすいと言う意見もありますが、簡単に耳に入れることが出来るので便利です。
耳に吸着するタイプ。
耐久性があり、水洗いもでき、つけ方が簡単なのが特徴です。
❷フランジ耳栓を耳にフィットするまで優しく押し込む。
コツはあまりありません。
取り外すときにフランジが引っかかる時は、回しながら取り出して下さい。
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ライブ用耳栓の付け方
ライブ用耳栓として有名なのが、
Thunderplugs Classic(サンダープラグス・クラシック)です。
80dB以上の音に長時間さらされるという環境は、回復が困難な聴覚障害をもたらすと言われています。クラブやコンサート会場では、音量が100dBを超えることもあります。
※引用:楽天
サンダープラグス・クラシックは特別な音楽用フィルターで18デシベルを遮音し、音楽への影響は少なくして、耳の負担を減らすイヤープロテクターです。
フランジタイプの耳栓なので、特別なコツは要りません。
❷耳を軽く引っ張って耳穴を広げる
❸無理に押し込まないように耳栓を奥まで入れる。
プール用耳栓の付け方
水泳の時につける耳栓として、昔から有名なのがスポンジタイプの耳栓です。価格も200円~300円ととても安く、防音と防水効果もあるので、今でも人気です。スイミングと言えばこのスポンジ耳栓ですよね。
今流行のシリコンタイプとは形が違いますが入れ方は同じです。
❷耳を後ろから引き上げ耳穴を広げる
❸そのまま優しく奥まで押し込む。
シリコンタイプと同じように、
ゆっくりと耳のかたちにフィットするように広がります。
耳栓を正しく入れることで、ずっと快適
耳栓がうまく入らない理由は様々。耳が小さいから?片方だけ小さいから?と悩んだことはありませんか。代表的な悩みは次の3つです。
✔耳栓が片方だけ入らない(特に左耳)
✔耳栓が奥まで入らない
✔耳栓が入ってもすぐ出てくる。
耳栓が入らないのは私の耳の穴が小さいからなのか。と、遺伝的な事で悩む人もいるでしょう。でも大丈夫。耳栓の付け方のコツを知れば、しっかり奥まで違和感なく入れることができますよ。
左右の耳の穴の大きさが違う人も、シリコンタイプやワックスタイプならそれぞれの耳のかたちにフィットして膨らみます。
耳栓のタイプと耳栓の入れ方を知って、快適な耳栓ライフを送ってくださいね。
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