チョコレートの賞味期限と消費期限。白くなる。変色。腐る。でも食べたい‼

暮らしと学び
暮らしと学び暮らしの知恵袋

チョコレートはどれくらい日もちするの?賞味期限切れ1ヶ月、半年、3年。どのあたりから腹痛になるの?せっかくおいしいチョコを買ったのに、変色して心配になることってありますよね。その疑問にすべてお答えします。

チョコレートの賞味期限は種類や保存方法によって違う。傷んだチョコの特徴も知ろう。

スポンサーリンク

チョコレートの賞味期限と消費期限の違いとは。

チョコレートの賞味期限はおいしくたべられる目安

チョコレートのパッケージに記載されているのは賞味期限。おいしくたべられる目安です。暑くなりすぎない冷暗所で保管された未開封の期限です。なので、期限を過ぎても、食べることはできます。風味や食感などが損なわれていきますが、お腹をこわすことはありません。

 

チョコレートの消費期限は安全に食べられる目安

消費期限は、安全に食べることができる期限です。チョコレートのパッケージに書かれることはほぼありません。なので、開封してみてチョコレートの状態を見て判断することになります。

そこで今回は、チョコレートがどんな状態だったらお腹が痛くなるのかも、わかりやすく説明していきますね。

 

チョコレートが腐りにくい理由

チョコレートはとても腐りにくい食べ物です。チョコを食べてお腹が痛くなったという話を聞いたことがありません。なぜチョコは腐りにくいのでしょうか。それは、チョコレートの原料にありました。

 

チョコレートの原料

カカオマス(カカオ豆の種子を発酵、焙煎してペースト状にしたもの)
砂糖
脱脂粉乳や全脂粉乳
カカオバター
植物油脂、レシチン、バニラ等です。

油脂分のカカオマスに混ざりやすいように、粉末ばかりで作られています。

水分がほとんど含まれていない上に、砂糖を多く含むので傷みにくいんです。

 

スポンサーリンク

チョコレートが白くなる。変色する。 食べてもいいの?

チョコが白く変色する理由は2つあります。ファットブルームシュガーブルームです。変色する理由を、それぞれ見ていきましょう。

ファットブルームで白くなる‼

ファットブルームとは、室温が高くなり、カカオバターの大きな結晶がチョコの表面に浮き出てきて、更に冷え固めることで、カビが生えたような白い状態になることをいいます。ざらざらとした食感で、くちどけも悪くなります。

でも、食べることはできます。

 

シュガーブルームで白くなる‼

シュガーブルームとは、チョコが湿度の高いところに保存されると、砂糖がどんどん湿気を吸収してしまいます。それが、チョコの表面で乾いてまだらな結晶のような状態になることです。

ファットブルームもシュガーブルームもどちらもチョコのおいしさは半減してしまいます。でも、フワッとした白カビでなければ、食べることはできます。

ふたつの見分け方は以下の通りです。

・ファットブルーム現象/白くなった部分に指をあてると粉が見えなくなる
・シュガーブルーム現象/白くなった部分に水をたらすと透明になる

※引用:ちそう

 

こんなチョコは食べてはいけない。 チョコが腐る。カビが生える。

ブルームは食べても問題ないですが、カビは食べてはいけません。では、どうやってみわけたらいいのでしょうか。

カビの特徴

➊カビの異臭がする。
❷白や緑の綿菓子みたいにフワッとしている。
❸全体ではなく、部分的である。

フワッとしていて、異臭がしたらカビだと思ってください。

普通のチョコなどは、腐りにくいですが、生チョコ、チョコレートケーキなど、水分が多くなるほど、傷みやすくなります。

また、普通のチョコでも保存方法によっては、カビが発生することがあるので要注意です。

 

結露がおこるとカビがはえやすい

冷凍室から常温に。冷蔵庫から常温に。など温度が急激に変化すると、結露ができます。水分が多いところにカビが発生するので、温度変化を繰り返しているとカビが繁殖することもあります。

 

開封したチョコも雑菌が繁殖しやすい

チョコの保存方法は未開封の場合で書かれています。一度開封するとチョコの酸化はどんどん進みます。風味は落ち、劣化していきます。雑菌が繁殖したり虫がついたりするとお腹をこわす可能性もあります。

開封したチョコは、ラップやアルミホイルに包んで密封し、冷蔵庫に保管して早めに食べましょうね。

 

スポンサーリンク

チョコを買って1年。3年。10年。 これ食べていいの?

実際に賞味期限切れを食べてみた人の意見を拾ってみました。賞味期限切れ1ヶ月。半年。そのあたりは余裕で食べられるようです。さて、それ以上はどうなのでしょうか。

賞味期限切れ2年や3年はどうなの?

知恵袋の中に、冷蔵保存で5年目と7年目のチョコを食べている人を見つけました。風味は損なわれているはずですが、美味しいと感じることはできるようです。しかも、腹痛も起こしていないので、人間の体ってすごいですね。

保存状態にもよりますが、冷蔵庫ならば表面にカビが発生していなければ、食べることはできそうですね。

賞味期限が五年前の板チョコ食べました。色は変色しておらず、味はおいしかったです。

※引用:yahoo知恵袋

味がおいしかったということにびっくりです。
食べても大丈夫と言う回答も多数。

変色もしていない保存状態のいいチョコは、5~6年経っても食べることができるんですね。

 

ちなみに我が家の「冷蔵庫」に入っていたのを確認したら、2010年6月が期限でした・・・。 食べる気満々です。 現在つまんでいるチョコも7年位前に買って「冷蔵」していたものです。

※引用:yahoo知恵袋

 

 

賞味期限切れ10年以上はあり?

16年前に賞味期限が切れたチョコを実食したサイトを見つけたのでご紹介します。

まるで粘土をかじったようなグニャリとした食感で、中に入っていたはずのナッツも固形というより練り込まれた粉末のようになってました。チョコの味はほとんど残っておらず、舌にはピリピリとした刺激が少し。

※引用:旅男ライフ

その後、舌の刺激がどんどん強くなってきたので吐き出したそうです。さすがに、10年以上たったもので保存状態の悪いものは異臭も放ちます。これは、絶対食べていけません。

 

チョコレートの種類別賞味期限

お店で買ったチョコレートの一覧表

チョコレート名賞味期限保存方法
生チョコレート1か月10℃以下の冷蔵庫
トリュフ1ヶ月冷蔵庫
ボンボンショコラ1~3か月冷蔵庫
オランジェット2週間冷蔵庫
ブラウニー1週間常温
ガナッシュチョコ1~3か月冷蔵庫
ナッツチョコレート賞味期限から1年常温

 

 

手作りチョコの一覧表

チョコの名前賞味期限保存方法
型抜きチョコ5日常温
ブラウニー1週間常温
生チョコ3日間冷蔵庫

手作りのものは念のため早めに食べてしまいたいものです。長期保存したければ、ブラウニーなどは冷凍保存も可能です。ラップやアルミホイルで密封して保存しましょう。

 

チョコレートが溶け始める温度

チョコの溶けやすさは、カカオバター(ココアバター)の比率によって決まります。日本のチョコは植物油脂を多く含みカカオバターの配合量が少なめなので溶けにくくなっています。

ベルギーやオランダのチョコはカカオバターが多めなので溶けやすいのです。そして、ビターよりもミルクチョコの方が溶けやすいんです。

板チョコの種類カカオ量溶けだす温度
ビターチョコレート10~15%30℃
ミルクチョコレート15~20%29℃
ホワイトチョコレート30~40%27℃

チョコの色別賞味期限。保存法別賞味期限。もっとくわしく。

チョコレートの賞味期限は保存方法によっても変わってきます。また同じ板チョコでも、ミルクやホワイト、ダークなどでも保存期間は微妙に違います。

そこをもっと詳しく見ていきましょう。

常温で保存した板チョコの賞味期限

高温多湿な場所をさけて、直射日光が当たらない冷暗所に保管。チョコが溶け始める27℃以下の所であれば、パッケージに書かれている賞味期限までは美味しく食べられます。ちなみに、チョコレートメーカーが推奨している温度は15℃~18℃です。

とってもおいしく食べられる目安もご紹介します。

ダークチョコレート製造日から1~2年
ミルクチョコレート製造日から半年~1年
ホワイトチョコレート製造日から半年~1年

 

冷蔵庫で保存した板チョコの賞味期限

常温保存がベストと言われても、日本の夏は27℃なんてすぐに超えてしまいます。その時は冷蔵庫の出番です。温度が安定しているので2年は大丈夫です。チョコレートの風味が損なわれないように、ラップやジップロックで密封して保管するのがコツです。

 

冷蔵で販売しているチョコレートは冷蔵庫で保存

チョコレートでも、ベルギーチョコやオランダのチョコ、生チョコなどは溶けやすく、冷蔵庫で売られている場合がほとんどです。冷蔵で売られているチョコは、ちゃんと冷蔵庫で保存しましょう。

 

 

冷凍庫で保存した板チョコの賞味期限

板チョコはもともと水分が少ないので冷凍する必要はありません。冷凍しても、冷蔵と同じで2年くらいは保存できます。美味しく食べたいなら、半年が目安です。ラップやジップロックで密封しておきましょう。匂い移り対策としても大切です。

 

チョコの保存方法は冷暗所か冷蔵庫の野菜室がベスト

チョコレートの最適温度は15℃~22℃

チョコを美味しく食べるための最適温度は15℃~22℃。25℃を超えると溶け始めるものが出てきます。なので、夏場は冷蔵庫の野菜室で保存するのがベスト。冷蔵庫の中で、比較的温度が高めの設定だからです。

夏場以外は常温保存がおすすめです。

香りや口どけ、なめらかさを十分に堪能したければ、賞味期限にかかわらず、常温で保存するのが1番いい方法です。

 

冷蔵、冷凍保存なら常温にもどして食べる。

冷凍保存の場合

チョコレート本来の食感や風味を十分に楽しみたいのなら、夏場に冷蔵保存をしたチョコも、15分くらい常温にもどしてから食べましょう。チョコアイス感覚で食べたい人は、冷たいままでもOKです。

 

冷凍保存の場合

チョコをパリパリ食べたい人はそのまま食べても問題はありません。でも、風味や舌ざわりを楽しみたいのならひと手間が必要。冷凍庫から冷蔵の野菜室にもどして1日置き、更に常温にもどしたから開封しましょう。

すぐに開封すると結露ができ、そこからチョコがどんどん乾燥してしまいます。美味しく食べるためには、ちょっとした手間は惜しまないでくださいね。

 

 

一度溶けてしまったチョコレートは冷蔵庫で固めない

溶けたり溶けかけたチョコは、再び冷蔵庫で固めたくなりますよね。でも、美味しくないのでやめておきましょう。ファットブルームの原因にもなります。

チョコは劣化し、風味も食感も落ちてしまいます。食べることはできますが、もはやチョコ本来のおいしさを味わうことはできません。

そのうえ、温度が急激に変化することで結露が発生し、最悪の場合カビがはえる原因にもなります。チョコはとてもデリケート。保存法には気を付けたいものですね。

 

チョコレートは非常食としても人気

腐りにくい。傷みにくいチョコレート。なので、チョコは保存食。非常食としても人気です。3年~5年保存がきくチョコもたくさん販売されているので、ひとつ常備しておくと安心ですね。

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク
monkoをフォローする
50'funnyface
タイトルとURLをコピーしました