左利きの私は、話し方が感覚的過ぎ。主語がない。とよく言われます。でも、それが左利きの特徴だとは思っていませんでした。でも先日、ある新人さんに物を教えていると、数秒の沈黙がありました。それも何度も。理解が遅いのか。怒ってるのか。…とドキドキしていると、普通に何事もなかったように話しだすのです。
彼女は左利きでした。
私と同じだ。これぞまさに、左利きの特徴の女ということなのでしょうか。
左利きは理解が遅い⁉ 左利きの特徴の女がぶち当たる「話し方」の壁5選‼
左利きの話し方が独特な理由5つ。
左利きの人は、言語能力という意味では、右利きよりも少し個性的。それを上手く活かせば、今後きっと特別な枠で活躍できる可能性もありそうです。
今回は、加藤俊徳先生の本「すごい左利き」をもとに、左利きの話し方の特徴や悩みを赤裸々に書いていきます。
左利きの「ま」を許して。
理由その➊
どうしましたか。
なにがありましたか。
あなたはどう思いますか。
と急に真面目に聞かれることが左利きの私は苦手です。
本来ならすぐに「実は」とか「はい」とか、ポンポンと会話のキャッチボールをしたいのですが言葉が出てこないんです。あんなこと。こんなこと。なんだっけ。とぐるぐる考えて、やっと言葉が出てくる時があるんです。ふざけているわけでも、あおっているわけでもありません。
相手からしたら、この謎の「ま」。
おまけに無表情だったりすると、とてもこわいらしいので、できるだけ笑顔でいるようにしています。
でもこれも、ちゃんと理由があるんです。
左利きの人が次の言葉を考えて説明する時に、頭の中を整理する時間が必要だったからなんです。
右脳という倉庫に収められたイメージ情報は、カテゴリーはまったく関係なくバラバラに浮いています。たとえば、1週間前に食べたおいしいチーズケーキや、今日、散歩したときに見たきれいな朝日のイメージなどが所狭しと並んでいるのです。
※引用:DIAMONDonline
右利きは、左脳に情報が図書館のように整理され、すぐに取り出して話せます。
左利きは、右脳に情報がイメージでばらばらに保管されているので、まず整理するところから始めるために、ワンテンポ遅れるのだそうです。
左利きの話し方はまとまりがない⁉
理由その❷
「ま」がこわい左利きは、
とりあえず話出してこけます。
左利きは、情報をイメージで右脳にバラバラに保管しているので、まとめる間に一瞬の「ま」ができますが、小心者の左利きである私は、その「ま」が怖くてとりあえず話出してみる時があります。
まだ整理しきれていないのに見切り発車で話し出すパターンです。
話しているうちに上手くまとまり、無事スムーズに話し終わる時もありますが、収拾がつかずに、とっちらかって終わる場合も多々あります。
左利きの話はわかりにくい。
何が言いたいのかわからない。
と思わないで下さい。
頭の中を整理する「ま」を省こうとする、精一杯の心遣いなんです。
左利きは美容師さん泣かせ!?
理由その❸
美容室で、美容師さんと楽しそうに話している女性をよく見かけます。自分の事や、今日あったことを、たいして仲良くもない人にああも流暢にペラペラ話す姿よ。
あこがれる。
文章を読んでいるかの如く言葉があふれ出るご婦人。きっとあのご婦人は、右利きなのでしょう。
脳科学的には、「右利きの女性」→「右利きの男性」→「左利きの女性」→「左利きの男性」の順に、話をするのが得意なのだと言えるでしょう。
※引用:DIAMONDonline
右利きの女性は、圧倒的に話が得意みたいです。それに比べて、左利きの女性は、右利きの男性以下。なんだそうです。
だから左利きの女性は、案外男友達と一緒の方が居心地がよかったりします。ましてや美容室で、他の人にも聞こえるあの空間で、私に話しかけないで下さい。
ほんっとに私、
それストレスなんです。
左利きはオノマトペが多い⁉
理由その❹
あれ。それ。ギラギラ。どっか~ん。
頭が悪いわけではありません。
左利きの私は、理論的に筋道立てて話すのが苦手なので、あれ。それ。とか、ぐるぐる。つるつる。など擬音語や擬態語が多いんです。
実際に音がでるものが擬音語。
こんこん。どかどか。
感じ取るものが擬態語です。
きらきら、くるくる。
話していて楽しそうとは言われますが、賢そうと言われたことはありません。特に、まじめな場面が苦手です。手をつかって、話の下手くそさを必死で補っています。
結果、なんだか疲れるな。
と思うことしきり。
人前で正論を堂々と語れない。
理由その❺
自分の中では絶対に正しいと思ったことも、圧倒的大多数の右利きの主張の中では、否定されることが多かった左利き。私の考え方って、おかしいのかな。
たまに堂々と主張してしまった後は。
言わなきゃよかった!?
それに、意見を求められる場面で、それぞれの人の立場や気持ちが読み取れてしまうのも、左利きの特徴なんだそうです。
きっとこの人はこんな気持ち。
あの人はこんな理由。
あっちの人の立場で考えるとそう思うよね。
などなど。
色んな人の正論や理由が頭の中に浮かんできて、強く主張することができません。たまに興奮して強めに主張しても、後悔することの方が多いのです。
「こう思うのは、自分がおかしいから?」「それとも、内容の理解が足りないのかな」などと、あらゆる角度からなぜ自分だけ異なるのか考えます。
※引用:DIAMONDonline
まとめ
左利きは理解が遅いとか、話し方が独特だとか言われることもありましたが、いよいよそれも個性だと大きな声で主張できる時代になりました。
脳の名医である加藤俊徳先生が、左利きを愛溢れる本で救ってくれたのです。
なるほど。
そんな理由があったのか。
私も納得することしきり。左利きの鈴木福くんも、「答え合わせのような本」と言っていたそうです。
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