チロルチョコの昔のパッケージに泣ける。元祖チロルチョコのデザインと秘話。

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チロルチョコの昔のパッケージってどんなんだったっけ。そう思って調べるうちに、懐かしさがこみあげるパッケージを見つけました。ああそう、こんなんだったかも。当時の街並みまで思い浮かびました。

今、元祖チロルチョコの復刻版も出ていますが、実はデザインは少し違います。そこで今回は、チロルチョコの初代パッケージとその歴史を調べてみました。

チロルチョコの原点。元祖チロルチョコのパッケージと歴史。

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チロルチョコの元祖パッケージ

初代チロルチョコのパッケージは、ヨーロッパのチロル地方をイメージして作られました。イラストもチロリアンハットのデザインです。

こちらです。


※画像出典:ミドルエッジ

パッケージが、細長いですよね。
実は、初代はチロルチョコが3つくっついていたんです。

味はミルクヌガー味です。

チロルチョコの名前の由来は、チロルチョコのHPに載っていました。

チロルチョコ(当時は松尾製菓)の2代目社長・松尾喜宣が「チロル地方のように爽やかなイメージを持ったお菓子にしたい」という思いを込め、「チロルチョコ」という名前が誕生しました。

※引用:チロルチョコHP

 

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チロルチョコの形は3連だった

1962年発売の元祖チロルチョコは、子供が食べて満足するようにチョコが3つくっついていました。

ただし、今現在コンビニで売られている1個20円の大きなサイズではなく、昔駄菓子屋で売られていた1個10円の小さなサイズの3連です。

スーパーで売られている復刻版で比べてみました。

ミルク味のコンビニサイズのチロルチョコよりも、1個が小さいです。

チロルチョコが1粒で売られるようになった当初は、この3連のうちの1粒の大きさでした。

コンビニサイズだと、3個並べたらはみ出てしまいます。

 

ミルクヌガー味も今とは少し違った!

元祖チロルチョコはミルクヌガー味です。
復刻版の3つ山のチロルチョコもミルクヌガー味です。

昔と今って味は一緒なのかな?

と思って調べてみたら、どうやら少し違うみたいです。

西日本で育った中年層には懐かしい初代チロルチョコ。現行商品よりヌガーが少し固かった。
※引用:COMZINE BACK NUMBER

 

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元祖チロルチョコは1種類だった

今でこそたくさんの種類が発売されているチロルチョコですが、発売当時の元祖チロルチョコは、ミルクヌガー味1種類でした。

こちらは復刻版ですが、
元祖と変わらずミルクヌガーです。

チョコは高級品なので、10円で作るために試行錯誤を繰り返し、チョコの中に水飴と砂糖で作ったヌガーを挟んでチョコと馴染むように作られました。

こちらが原材料です。
ちゃんと、水飴と砂糖が入っていますね。

10円で食べ応えのあるチョコを作るために、涙ぐましい努力を重ねたんですね。

 

チロルチョコは昔も今も10円にこだわる。

チロルチョコは、3粒だった頃も、1粒だった頃も、10円にこだわっていました。子供たちが小銭を握りしめて買えるチョコ。

でも。

1973年(昭和48年)
オイルショックの大不況で、砂糖などの原材料が値上がりした時は、20円→30円→とチロルチョコも値上がりした時代もありましたが、売れ行きは値上がりと同時に悪くなりました。

 

20円だった頃のパッケージ


※画像出典:COMZINE BACK NUMBER

 

30円だった頃のパッケージ


※画像出典:COMZINE BACK NUMBER

やっぱり、
チロルチョコは10円。

3連が1連になって新登場したのは、そんな理由からなんです。

3連だと無理だけど、
1連なら10円で販売できる!

そんな時代の懐かしいCMを見つけました。

 

知ってましたかマメ知識

ちなみに、今のチロルチョコは、コンビニやスーパーや駄菓子屋で売られていますが、元祖よりも一回り大きいサイズで20円です。

もうチロルチョコは
10円じゃないんです。

コンビニは、パッケージにバーコードを印字させるためのギリギリの大きさにするために、オリジナルよりも大きくする必要があったのです。だから、価格も20円。

駄菓子屋サイズはバーコードが必要ないので、小さめで10円で売られている時代もありましたが、今は単品で10円で買うことはできません。

 

10円サイズはもう単品では販売されていない

駄菓子屋サイズのチロルチョコは、小さめですが10円でした。でも実は、今現在はもう駄菓子屋さんでも1個10円では買えないんです。

単品ならコンビニサイズの20円のチロルチョコしか買うことができません。

でもどうしても
10円のチロルチョコが食べたい‼

という方には、
袋や箱買いなら、中身は10円サイズのチロルチョコが入っています。

こういう箱タイプ、袋タイプ、カップタイプがあります。

 

 

チロルチョコ発売の歴史

初代チロルチョコは、
1962年(昭和37年)
西日本の駄菓子屋で発売されました。

1903年創業の菓子メーカー「松尾製菓」によって作られました。

10円あったらチロルチョコ
チロルチロールチョコレート

このキャッチーなCMが盛んに流れた古き良き時代。
当時子供だった私も、駄菓子屋でチロルチョコを買った記憶があります。

 

チロルチョコの種類の歴代

チロルチョコの長い歴史の中で、たくさんの新商品が生まれました。すぐに消えてしまうチョコもあれば、ロングセラー商品もあります。

次々と新商品が生まれた頃のCMを見つけました。

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1984年 アーモンド
1988年 ビスケット
1990年 ミルク

この3つは定番で、今も季節を問わず売られていますよね。

2003年 きなこもち
今も大ヒットを続けているきなこもちが発売されました。

 

1979年以降のパッケージ

チロルチョコのHPでは、1979年以降のパッケージを全て見ることができます。
コチラです。

わくわくするくらい、たくさんのパッケージがありますよね。
コラボ商品も登場しました。

カンロのピュレグミレモンとのコラボ。

 

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文字入りチロルチョコ

400種類以上のチロルチョコや、コラボ、オリジナルチロルチョコが作れるDECOチョコなど、楽しいチロルチョコのパッケージがいっぱいです。

 

チロルチョコ発売からもうすぐ60年。

チロルチョコは1962年に発売されたので、2021年の今年でなんと59年。
こんなに永く愛されるチョコはなかなかないですよね。

チロルチョコは、1日に10~20種類の試作品を開発しているそうです。
「まずはつくってみようよ」と言うノリみたいです。

「チロルチョコは1年に20~30の新商品が出ます。その種類は累計で300種類と公表していますが、実は数えたことがないんです(笑)。パッケージを変えた復刻版などを含めると、確実にもっと多いですね」
※引用:リクナビ

チロルチョコの今後も楽しみですね。

チロルチョコ初代の復刻版。
パッケージは初代とは少し違いますが、
なつかしい三つ山のミルクヌガー味が今も楽天やアマゾンで買えますよ。

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