仕事を辞める時には、必ず「直感」が働きます。もうだめだ。無理だ。限界だ。違う。ここじゃない。と、心のシャッターを下ろす瞬間。それが直感です。
スティーブ・ジョブズもこう言っています。
自分の心と直感に従う、勇気を持ちなさい
※引用:TABI LABO
仕事を辞めるきっかけが「直感」‼でも怖い。後悔しない?みんなどうなった?
何か信じるものを持つことだ。直感や運命、人生、カルマ、なんでもいい。それで失敗した試しはない。わたしの人生にあらゆる変化をもたらした方法だ。
※引用:TABI LABO
スティーブ・ジョブズの言葉です。
直感で仕事を辞めたのならば、この言葉を胸に突き進みたいものです。
とは言え、
私も40年の会社員生活の中で、何度か「直感」による退職を経験しました。そして、「直感」で退職した人をたくさん見てきました。
でもそれは、前向きで輝かしいものではなく、もっと人間臭いものでした。果たして一般人である私達は、理性を捨てて、直感で仕事を辞めてもいいのもなのでしょうか。
入社直後の直感で退職。
たとえば、入社直後に「ここは無理だ!」と直感して、早々に退職する場合もあります。
この会社は無理かも⁉と感じるとき。
✔社風が自分の感性と合わない。
✔上司の考え方に嫌悪感を覚える。
✔この会社でずっと働き続けるイメージが湧かない。
✔先輩の働き方が自分の未来だと思うとがっかりする。
✔自分が目指しているものと違った。
人の第一印象は3~5秒で決まるというメラビアンの法則があります。入社した会社の第一印象だって、自分がどう感じたかは重要です。生理的に社風が合わない。愚痴が多すぎる職場にげんなりした。逆にみんなが笑顔過ぎて、ポジティブ過ぎてついていけない場合もあります。
その直感は案外当たる⁉
生理的に無理だと直感したら、すぐに答えをだすのもありです。とは言え、今の職場に少しでも明るい未来を想像できるなら、もう少しその会社に踏んばることは、違う自分に変われるチャンスでもあります。
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仕事を辞めると言った後にやっぱり続けるってあり?
仕事を辞める直感の前には、迷いの時期が続くことが多い。
数年勤めた会社なのに、ある日突然、辞めようと決意することもあります。でもそう直感する前には、案外ずっと、迷いの火種がくすぶっているものです。
でも、自分の想いにフタをする。気づかないふりをする。だって…。
✔今の会社の状況。
✔自分の立場。
✔家族を養う責任。
✔辞めるとは逃げることだと考える自分もいる。
そんな中で、今日も仕事に行く選択をする。そんな日がずっと続きます。
でもある日、直感するんです。
もうどうなってもいい。
辞める。
自分の人生だ!
不思議なんですけど、すべての迷いが消える瞬間ってあるんですよね。
もうこれ以上は無理だと直感する時。
体がもう無理だと直感する。
✔朝起きても疲れがとれていない。
✔毎日が仕事だけで終わっている。
強壮剤を飲んでも効かない。こんな毎日がこれからずっと続くのか。と思うと、人生を投げ出したくなることってありますよね。でも、辞めない。辞めてどうする。生活がかかっているのに。
そんなウツウツとした日々を過ごすうちに、もうだめだ。仕事だけが人生じゃない。仕事をやめてもなんとかなる。こんな会社辞めてやる。
と直感する。
おりゃー。
はい!つい最近逃げるように衝動的に退職しました!長く働いた職場をそんな形で辞めたのは残念だけど「あ、もう私ムリ。これ以上ここにいたくない。」っていちど思ったら心も体も拒否反応が出て本当に行けなくなっちゃって。長年の不満やストレスが自分の中で溢れだしてしまいました。
※引用:GirlsChannel
心がもう無理だと直感する。
✔上下関係。
✔ノルマに日々追われている。
朝起きられない。仕事がつらくて仕方がない。だからって、辞めるなんてできない。
でも案外。心が追い込まれている時って、自分では決断できないことも多いんです。真面目で一生懸命な人が追い込まれやすいので、自分を責めて、そのまま療養が必要な状態になってしまう人も何人か見てきました。
だから、メンタル的にもうムリだ。と直感したのなら、もう逃げて下さいね。
成績業だったのでもう疲れたのと競争が激しいのと職場の人間関係なり成績なり顧客のことで頭がいっぱいいっぱいになってもうムリだと思いました。
そんな状態で働くのは、悪循環だと思いました。 ただ少し違うのは、責任を果たせてなかったというわけではないことです。 そういうスランプって時期的にも誰にでもあると思いますが、少し我慢して続けると開拓できることもあります。 …が、辞めて新たな考えや視点がひらける場合もあります。
※引用:yahoo知恵袋
家庭環境がもう無理だと直感する。
家庭内で抱えている問題があって、仕事をすることでどちらを優先するべきか悩むこともあります。
子育てや介護だけでなく、仕事をすることで何かを犠牲にしているという罪悪感。
でも、会社でも、自分がいなければ仕事がまわらない。
という重責を背負っている…。
私も、この人がいなくなったら会社はどうなるのだろう。と思った人が、辞めていく場面を何度も見てきました。でも会社って、結局、その人がいなくてもなんとかなるんですよね。
母親として。娘として。家族として。これはもう替えがききません。だから、家族のために仕事を辞める。と言う直感を私は応援します。
自分のやりたかったことではないと直感する。
誰でも、あきらめた夢ってあります。いつかこうなりたいという夢もあります。
仕事をする中で、毎日がむなしい。なんとなく、このまま終わっていいのか、という漠然とした不安もきっと誰にでもあると思います。
でもある時、自分の心を揺さぶる出逢いや発見があって、今やるしかないと直感する場面が来たら、チャンスにのることも大いにアリです。
スティーブ・ジョブズはこう言っています。
過去33年間、毎朝鏡の前で自分に問いかけた。
“今日が人生最後の日だとしたら、これからやろうとしていることを本当にやりたいと思うだろうか?”もしもNOと答える日がしばらく続いたなら、それは何かを変える必要があるという証拠だ
※引用:TABI LABO
でも私は個人的に、この直感はとても大切ですが、まずは今の仕事を続けながら、副業などで道筋がはっきりしてから辞める方が賢明だと思っています。
退路を断つ。
って、本当にメンタル的にきついですよ。
思いつき。本当の直感で仕事をやめる。
そうだ、仕事やめよう。
辞めれば何かが変わるかもしれない。という思いつきで(直感で)仕事をやめて無職生活をしているアラサー女子の本があります。
たまらない解放感、にじみでる脱力感、そして、せまりくる貯金残高…。
※引用:コミックエッセイ劇場
直感で仕事をやめた後の生活はまさしく、解放感と脱力感と貯金残高とのせめぎ合い。
でもこんな風に、あまり気負わず、なんとかなる精神で、次の人生をのんびり考えてみるのもいいですね。日々なんとなく過ごしていても、生きているだけで充分勝ち組です。この本の筆者は、大切なことはあとで考えます。とのほ~んと言いながら、しっかり書籍を出版しているたくましさ。
こんな展開もありなんですね。
直感で仕事を辞めていいけれど、これだけはやっておいて!
生活するうえで、お金は絶対に必要です。私も、無職期間は、税金に苦しめられました。あれは鬼ですね。無職なのに、ガンガン請求されます。
必要な貯金額。
半年間の生活費。
依願退職の場合、失業保険は、実質2か月は支給されません。
社会保険。年金。税金の支払い。
社会保険などは、会社が半分払ってくれていた分も、自分で支払うことになります。住民税は前年度の収入で請求が来ます。
無職だとできないこと。
✖クレジットカードを作る。
✖何かの保険に入る。
✖賃貸マンションを借りたり更新する。
✖信販会社で分割をする。
私は〇〇会社に勤めています。と言う身分を証明するものがないと入れないものがたくさんあります。必要だと思ったら、本当に退職してしまう前に手続きをしてしまいましょう。
直感で仕事を辞めた人のその後。
ネットで見つけた直感で辞めた人のその後
転職する気がなかった、9時5時はやだ、満員電車はやだ、で自営です。
安直すぎて片腹痛いわと、辞めるときは周りから言われました。
安定するまで結構やばかった。皆さんのお陰で生きています。
※引用:Quora
40歳の時、上司と喧嘩してやめました。給与は最高だったのに早まりました。まともな会社に転職できたのは43歳でしたが、その間は悲惨でしたね。
※引用:ヤフー知恵袋
勢いで辞めると言って人事に受理されたところまで行ったけど、やっぱり今後の生活の心配をしてしまって退職取り消してもらった。あの時辞めておけば良かったと今心底後悔してる。戻ったところで辞めたくなった原因は何も解消していないしもっと大変になった。
※引用:ガールズチャンネル
勢いで辞めた後は、厳しい時期が続くこともあります。直感を取り消してやっぱり今の職場にもどっても、悶々とする現実は変わらない。という場合もあります。どちらを選んでもなるようにしかなりません。でも、なんとか生き延びることはできます。
自分の選んだ道を信じましょう。
直感で辞めた同僚のその後。
✔自分の好きなことで開業する。
✔職場を転々とするが、最後に自分にハマる仕事にたどり着く。
辞めていった同僚も、たくましくどこかで活躍しています。
私の天職はなになのか。
と悩んでみたところで、結局やってみないとわからないものです。直感を大切にしながら、いろんな職業を経験して、自分が一番輝ける場所を見つけて下さいね。
ちなみに、私が仕事を直感でやめた時。
ある日、事件が起きました。
信頼しているお客様から万引きの疑いをかけられたのです。上司と呼び出され、防犯カメラの1部を繰り返し見せられ詰め寄られました。
結局、完全な濡れ衣だったことが判明し、私を守れなかった会社側からの謝罪もありました。でも、映像を見た時の上司の言葉を聞いて、体中からやる気がうせてしまったのです。
私を疑っていたのです。
信じてもらえなかったことで、もう新たな人生に進む時期がきたんだと直感し、辞表をかきました。
その後。
転職した会社では、なんにもできない自分に泣いた日々もありましたが、おおむね大成功の転職でした。なんとかなる。なんとかする。直感は正しい。と思っています。
人生いろいろ。
直感で退職したのなら、直感を信じて突き進んでくださいね。
活躍を応援しています。
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