ベビーパウダーはなぜ、顔につけてはダメなのでしょうか。実は、ダメと言われる理由は6つあるんです。理由を知った後で、ベビーパウダーを顔に使うか使わないかを選択しましょう。
ベビーパウダーを顔に使ってはダメな理由を知れば、上手に使うこともできる！
ベビーパウダーは顔につけてはだめなのか⁉
ベビーパウダーは顔用に作られているわけではありません。ボディ用です。とは言え、安全性は高いので、顔につけてはダメと言うわけでもありません。使い方によっては肌トラブルをまねくこともある。と覚えておきましょう。
ベビーパウダーのそれぞれの特性を知って、上手に利用して下さいね。
ベビーパウダーを顔に使うリスクとは⁉
なぜベビーパウダーを顔に使ってはだめなのか。その理由を6つご紹介します。そして、対策も合わせて書きました！
パウダーの細かい粒子が体に入ることが心配!?
✔顔に大量に使うと粉を吸い込むことも
ベビーパウダーはとても細かい粉末なので、使用する時に、空中に舞い上がる様子を見たことがあると思います。それを、顔に使うことで、鼻や口から粉かな粒子が呼吸器系に入り込む可能性がないとは言えません。
✔粉タイプでも、使い方を工夫すれば大丈夫。
ベビーパウダーの肌への刺激が心配
✔顔は敏感。刺激に反応することも。
ベビーパウダーはもともとボディ用なので、香料や肌に刺激が強い成分が含まれている場合があります。顔はとても皮膚が薄く敏感なところなので、皮膚に刺激を感じて、かゆみや赤みが出る人もいるようです。
しかも、ベビーパウダーの原料であるコーンスターチやタルクにアレルギー反応を起こす人も少数おられます。特にタルクに反応する人の方が多いようです。
✔Tゾーンなど、比較的皮膚の丈夫なところの部分使いから始める。
ベビーパウダーを顔に使う場合は、皮ふアレルギーテスト済みのものを選びましょう。パッケージの裏側に、「皮ふアレルギーテスト済み」と書かれています。ただし、だからと言って、すべての人に安全というわけではありません。
たとえば、
ピジョンの薬用ベビーパウダーは、敏感な肌の人にも安心です。
ピジョン 薬用 ベビーパウダー 弱酸性 イエローパフ付 (30g) 【医薬部外品】
✔健康な肌と同じ弱酸性の薬用パウダー。
✔有効成分/β-グリチルレチン酸
（厚生労働省に承認された抗炎症成分）
✔スクワラン、ホホバオイル（保湿成分）
✔シリコーンオイル（皮膚保護剤）配合
✔皮ふアレルギーテスト済み。
（すべての方にアレルギーがおきないというわけではありません）
ベビーパウダーで乾燥する。顔がかゆい。
✔乾燥から肌に刺激を感じることも。
ベビーパウダーは、皮膚の表面の水分を吸い上げる成分が含まれています。長時間使い続けると、皮膚が乾燥したり、刺激となる可能性はあります。
ベビーパウダーのコスパに惹かれて、どうしてもベビーパウダーを顔に使いたい。と思うなら、原材料が「タルク」ではなく、「コーンスターチ」のものを選ぶと安心です。
原材料/コーンスターチ
と書かれたベビーパウダーを、油分の多い所だけ少量使う部分使いからはじめてみましょう。コーンスターチなら、乾燥しすぎると、水分バランスを整える働きがあるからです。
ベビーパウダーの原料/コーンスターチとタルクの違い。
●タルク
鉱物由来のタルクには、吸水性がありませんが、肌につけた時に粉の表面積が増えることで、余分な水分を吸いげて、1日中サラサラの肌に保つことが出来ます。
●コーンスターチ
植物由来のコーンスターチは、肌表面の汗など水分を吸収する働きがありますが、肌が乾燥しすぎると、水分バランスを整える働きがあります。
ピジョンの「ベビーパウダーももの葉」はコーンスターチ原料です。
✔トウモロコシ由来のコーンスターチのベビーパウダー
✔アロエベラ葉エキス、モモ葉エキス、スクワランなど保湿成分配合
✔パラベン、タルク、香料、着色料一切不使用。
✔皮フ科医による皮フ刺激性テスト済みです。（すべての方に皮膚トラブルがおきないというわけではありません
ベビーパウダーで顔が白くなる
ベビーパウダーの成分が白いので、顔につけると白浮きしたり、肌が不自然に青白くみえることがあります。朝、鏡の前では気がつかなくても、日中の陽ざしや、室内の照明によっては、白さが際立ってしまうことも。
ベビーパウダーには、美肌効果やトーンアップする効果はないので、つけすぎには注意しましょう。
✔フワフワのフェイスパウダー用の筆でかるくのせ、よぶんな粉を落としてから使う。
✔手の甲などで一度パフの粉をはたいてから肌にのせる。
✔固形のベビーパウダーを使って調節する。
✔主原料はタルク
✔有効成分/酸化亜鉛（皮膚を保護し炎症をやわらげる）
ベビーパウダーに日焼け止め効果はほぼない
私が知る限り、ベビーパウダーに日焼け止め効果のある成分が入っているものはないと思います。必ず、日焼け止めクリームを塗ってから、ベビーパウダーを使いましょう。
でも、お顔用のフェイスパウダーには、日焼け止め効果のあるものが多いので、やはりフェイスパウダーをつかうことをおすすめします。
ベビーパウダーでニキビが悪化!?
皮脂の多い思春期ニキビの場合は、汗や皮脂を吸着してくれるベビーパウダーが効果的‼と聞いたことがありませんか。
でも、つけすぎることで、逆に毛穴をつまらせてしまうことがあるんです。
ニキビは、毛穴に皮脂や肌の老廃物、それにホコリなどが詰まってしまうことで起きるものですから、ただでさえ毛穴にものが詰まってアクネ菌が繁殖しているところに、ベビーパウダーを塗って毛穴に詰め込んでしまうようなケアはむしろ、逆効果になってしまう可能性すらあるといえます。
※引用：ニキビ研究室
ベビーパウダーよりもフェイスパウダーがいい
顔につけてはダメと言われるのは、フェイスパウダーのようにコスメとして作られているわけではないからです。汗を吸収してサラサラにしてくれることでSNSでも話題になりましたが、顔に使うなら、やはりフェイスパウダーの方が優秀です。
ベビーパウダーは体のために作られた商品であることを覚えておきましょう。
フェイスパウダーとベビーパウダーの違いってなに⁉
まとめ
いかがでしたか。
ベビーパウダーの魅力はなんといってもコスパの良さ。そして、サラサラ感。顔の全体にベビーパウダーを塗る場合の注意点をおさらいします。
✔筆で余計な粉を落としてからサッと肌にのせる。
✔手の甲で粉を落としてから顔にのせる。
✔肌に優しく保湿成分のあるものを使う。
✔乾燥しやすい所は使用を控える。
などの工夫をして上手に使ってくださいね。なんといってもコスパは最高。首の後ろや背中など、夏に汗ばむボディにもバンバンつかえるので、用途は様々。あなたに1番合うベビーパウダーが見つかることを願っております。
